日本では年間に2,000~2,500人のこどもが新たにがんと診断されています。年間の発生は、こどもの人口約10,000人に対し1人の頻度であり、稀な病気です。表1はこどもの死亡原因を年齢別に示しています。新生児、乳児に最も頻度の高い病死原因は先天異常であり、それ以降ではがんであることが示されています(事故などの病死以外の原因を除きます)。多くの幼い命ががんにより失われています。一方、小児がんに対する診断、治療は著しく進歩しています。過去30年間で長期生存率は約30%から70%まで向上しました。小児がんは稀な病気ですが、致命的な病気であり、適切な治療により克服の可能性が高い病気です。
表1 年齢別こどもの死亡原因
|
|
第1位
|
第2位
|
第3位
|
第4位
|
|
0歳
|
先天奇形, 変形および染色体異常
|
周産期に特異的な呼吸障害等
|
乳幼児突然死症候群
|
胎児及び新生児の出血性障害等
|
|
1-4歳
|
不慮の事故
|
先天奇形, 変形および染色体異常
|
悪性新生物
|
心疾患
|
|
5-9歳
|
不慮の事故
|
悪性新生物
|
先天奇形, 変形および染色体異常
|
肺炎
|
|
10-14歳
|
悪性新生物
|
不慮の事故
|
自殺
|
心疾患
|
|
15-19歳
|
不慮の事故
|
自殺
|
悪性新生物
|
心疾患
|
|
全人口
|
悪性新生物
|
心疾患
|
脳血管疾患
|
肺炎
|
厚生労働省人口動態統計年報 主要統計表 平成18年版
第8表 死因順位別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率・構成割合 総数http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii06/deth8.html |