緊急の事態を除いて、がんの治療は正確な診断の後に開始されなければなりません。がんの診断には、どのようながんであるかの診断(病理診断:びょうりしんだん)と、がんが体のどこにどれだけあるかの評価(病期診断:びょうきしんだん)が必要です。診断に必要な検査、方法は、がんの種類などにより異なります。画像検査(CTスキャン、MRIなど)、腫瘍マーカー検査(がん細胞の量や増殖を示す血液あるいは尿検査など)は診断を補助する検査として有用ですが、手術により病変の一部またはすべてを摘出し(生検:せいけん)、がん細胞の存在を明らかに示すこと(病理組織診断:びょうりそしきしんだん)が、最も正確ながんの診断です。診断確定のために、検査を繰り返さなければならないこと、結果を得るまでに日数(数日から数週間)を要することもあります。 |