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用語解説集

用語解説集(A~Z)

AST (aspartate aminotransferase:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
GOT(glutamic oxaloacetic transaminase:グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)と同義。ほとんど全ての組織細胞内に存在する酵素だが、特に心筋、肝臓、骨格筋、腎臓に多く存在する。細胞が障害されると血中に放出されるため、肝細胞障害、心筋障害、溶血、その他で上昇する。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 宇野 光昭
ALT (alanin aminotransferase:アラニンアミノトランスフェラーゼ)
GPT(glutamic pyruvic transaminase:グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)と同義。ほとんど全ての組織細胞内に存在する酵素だが、特に肝細胞内に高濃度に存在する酵素で、肝細胞障害により血中に放出される。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 宇野 光昭
LDH (lactate dehydrogenase:乳酸脱水素酵素)
LDHは全身の組織に広く存在する酵素で,LDH1〜LDH5のアイソザイム(同位酵素)が存在する。細胞が壊れることで血中に放出される血清LDH活性が上昇することから、組織障害、細胞崩壊のスクリーニング検査として用いられる。白血病、リンパ腫をはじめとする多くの悪性腫瘍では、腫瘍細胞の増殖・崩壊が盛んであるためLDHが上昇することが多い。
2009年10月30日 国立成育医療センター血液腫瘍科 細谷 要介
CRP (C-reactive protein:C反応性蛋白)
急性感染症、膠原病、悪性腫瘍などによる炎症で上昇する蛋白。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 鎌田 綾
FDP (fibrin/fibrinogen degradation products:フィブリン/フィブリノゲン分解産物)
血中のフィブリノゲンや血管内に生じたフィブリンがプラスミンによって分解された結果生じる物質であり、D-Dダイマーも含まれる。FDPの増加は血管内のフィブリン形成の増加を反映し、DIC(播種性血管内凝固症候群)や血栓症により上昇する。
2009年10月30日 国立成育医療センター血液腫瘍科 細谷 要介
D-Dダイマー (D-D dimer)
血管内に形成されたフィブリンがプラスミンによって分解された結果生じる物質である。D-Dダイマーの増加は血管内のフィブリン形成の増加を反映し、DIC(播種性血管内凝固症候群)や血栓症により上昇する。
2009年10月30日 国立成育医療センター血液腫瘍科 細谷 要介
NSE (neuron specific enolase:神経特異エノラーゼ)
神経細胞に存在する酵素で、神経芽腫、肺小細胞癌、その他の癌で上昇する。赤血球中にも存在し溶血でも高値となる。神経芽腫の腫瘍マーカーとして有用。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 宇野 光昭
VMA (vanillylmandelic acid:バニリルマンデル酸)。
アドレナリン、ノルアドレナリンの最終代謝産物。神経芽腫などのカテコールアミン産生腫瘍の腫瘍マーカーとして有用。クレアチニン補正の値を用いることが多い。正常値は年齢によって異なる。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 宇野 光昭
HVA (homovanillic acid:ホモバニリン酸)
ドーパ、ドーパミンの最終代謝産物。神経芽腫や悪性黒色腫などで上昇し、腫瘍マーカーとして有用。クレアチニン補正の値を用いることが多い。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 宇野 光昭
AFP (α-fetoprotein:α胎児性蛋白)
胎生期に卵黄嚢および肝臓で産生される糖蛋白の一種である。出生直後には10,000ng/ml前後の高値を示すが、その後は速やかに低下し、健常人では10ng/ml以下の極めて低濃度でしか存在しない。肝芽腫、肝細胞癌、卵黄嚢腫などで上昇するため腫瘍マーカーとして用いられる。さらに慢性肝炎、肝硬変などでも上昇することが知られている。
2009年10月30日 国立成育医療センター血液腫瘍科 安井 直子
hCG (human chorionic gonadotropin:ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
妊娠期の胎盤の細胞が生産する性腺刺激ホルモンで、卵巣癌、絨毛癌、精巣癌、胃癌、肺癌などでも高値を示すため腫瘍マーカーとしても利用されている。小児では主に、胚細胞腫瘍の腫瘍マーカーとして用いられる。
2009年10月30日 国立成育医療センター血液腫瘍科 安井 直子
MYCN (n-myc)
細胞の増殖に関係する遺伝子であり、いわゆるがん遺伝子のひとつ。神経芽腫においてMYCN遺伝子の増幅は予後不良因子。
2009年10月30日 国立成育医療センター固形腫瘍科 鎌田 綾