ランゲルハンス細胞は、免疫を担当する樹状細胞(じゅじょうさいぼう)と呼ばれる細胞に由来します。LCHは、このランゲルハンス細胞の増殖と、それに伴う炎症(えんしょう)により、さまざまな症状を呈する疾患です。
症状としては、皮下出血を伴う皮疹、脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)、溶骨(ようこつ;骨が溶けるように壊される病変)など骨の病変による痛みや腫れ、中耳炎、外耳道炎、脳の一部である視床下部下垂体(ししょうかぶかすいたい)の病変による尿崩症(にょうほうしょう;尿中へ水分の排泄を調節するホルモンの異常により多飲多尿を生じる)などの頻度が高く、そのほかにも、肝臓、脾臓、肺、骨髄、リンパ節、胸腺、消化管、中枢神経など、病変は全身のあらゆる臓器に生じます。成人例では、肺病変が多く、喫煙との関連が指摘されています。 |