バーキットリンパ腫の増殖力はきわめて旺盛です。さかんに増殖する一方で、壊れる細胞も混在します。細胞が壊れることにより、細胞内に含まれているカリウム、リン、尿酸などが血液中に放出されます。バーキットリンパ腫に対する治療を開始するとこれらの物質の放出は急激に増加します。血液中のカリウム濃度が上昇すると不整脈など、リン濃度が上昇するとカルシウム濃度の低下、腎不全など、尿酸濃度が上昇すると腎不全を生じることがあります。腎不全を生じるとこれらの物質の排泄が阻害され、血液中の濃度はさらに上昇するという悪循環を生じます。このような病態を腫瘍崩壊症候群と呼びます。 |